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株式投資でローリスク・ハイリターンを得る方法

投資手法

株式の投資法といっても、

  • 割安株や成長株がいい
  • 高配当株が安定的に配当がもらえるのでよい
  • IPOが儲かる
  • デイトレードで短期間で大儲けできる
  • 長期投資でコツコツと積み上げていく

など多種多様です。 そんなかで、株式投資で「ローリスクでハイリターンを得る方法」を説明します。

ちなみに、持論ですが、どんなことでも成功の方法は1つではないと思います。 例えば、野球で考えてみると、イチローと松井どちらも素晴らしい野球選手として成功しています。 イチローは高い守備力と圧倒的な出塁率の高さで出塁を重ねチームの勝ちに貢献しています。 松井は4番として、ここぞというときにホームランを打つことで点数をとりチームの勝ちに貢献しています。 どちらのスタイルが良いというわけではないと思います。 それぞれの得意なことや性格にあっているということから、このようなスタイルを築き、そして、磨き上げ、成功へとつながっていったのだと思います。

つまり、株式投資でも同じで、この投資方法だから必ず儲かるということではないと思います。 次のような条件を揃えていることが重要だと思っています。

  • 投資手法が合理的でセンスが良いこと
  • 自分の性格や考え方に手法があっていること
  • その手法を日々努力して磨いていること

この方法だけが正しいという話ではありません。自分の考えや性格、投資哲学にあわないと思うようでしたら、別のサイトを探すのが良いかと思います。

「ローリスクでハイリターンを得る」というと嘘のような話に聞こえてしまいますが、内容は比較的シンプルで、また合理的だと思います。なにか学ぶことがあれば幸いです。

目次

    1. 株で高いリターンを出す方法
    1. 長期的に好業績を上げる企業を見つけるには?
    1. よりリスクを下げ、パフォーマンスを上げる方法

1. 株で高いリターンを出す方法

株で高いリターンを出すための方法は、

長期間にわたって複利で成長する企業に投資することで、複利での大きな投資リターンを得ることができる

です。

株価は短期的には「人気投票」、長期的には「企業価値(主に、売上/利益)」を反映します。 つまり、長期的に企業価値を上げていける企業に投資することで、投資で儲けることができます。

さらに、数ある企業のうち、ほんの一握りの企業では、10, 20年間の長い期間でも安定的に複利で成長をします。

もし、そうした企業に投資し、10, 20年と長い間経つとどうなるでしょうか?

  • 株価と企業価値は「連動」する。
  • 10, 20年と業績が「複利」で指数関数的に成長する。
  • つまり、株価も「複利」で指数関数的に成長する。
  • 指数関数的に成長するので、大きなリターンを得ることができる。

ということが言えると思います。

ここで、ユニクロやGUを展開している、「ファーストリテイリング」という会社を見てみましょう。

2015年のアニュアルレポートで次のように長い期間高成長を続けてきたことがわかります。

f:id:nipe880324:20160611175711j:plain:w420

引用元: http://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/ar2015.pdf:2015年 ファーストリテイリング アニュアルレポート

また、このときの株価は次の通り業績と同じように右肩成長しています。

f:id:nipe880324:20160611181539j:plain:w420

引用元: https://site2.sbisec.co.jp/:SBI 証券 ファーストリテイリング 株価チャート

年での複利を計算すると次のようになります。 1995年から2005年は売上成長率が「23%」、営業利益成長率が「30%」とかなり高いので、株価のパフォーマンスも年利「24%」とかなりよいです。 2006年から2015年の売上成長率が「16%」、営業利益成長率が「11%」とそれなりに高いので、少し下がって株価のパフォーマンスも年利「19%」とよいです。 もし、1995年に100万円を投資してた場合、2015年には5,000万円(約50倍)になっていたということです。

1995年2005年2015年
売上高(億円)4863,83916,817
営業利益(億円)415661,644
売上年利成長率-23%16%
営業利益年利成長率-30%11%
株価(円)たぶん 1,0008,43049,265
年利パフォーマンス-24%19%

このように、「業績と株価は連動し、業績が好調な一握りの企業に長期間投資することで高いリターンを見込むことができる」と考えています。

2. 長期的に好業績を上げる企業を見つけるには?

業績が長期間にわたって好調な企業に投資をすれば高いリターンを見込めるということはお分かりいただけたと思います。 では、「長期間にわたって業績が好調な一握りの企業」を見つけるにはどのようにすればよいでしょうか。

株式投資で世界一の資産を築いた投資家のウォーレン・バフェットの言葉を借りれば、「消費者独占型企業」に投資をするです。

「消費者独占型企業」とは、

  • 消費者/企業に対して独占的な地位を持つ製品やサービスがあり
  • 株主資本利益率ROE)や一株当たり利益(EPS)が良好で
  • 長期負債が少なく
  • 内部留保利益の大部分を現状の業績維持ではなく事業拡大に使える

であり、これらの特性により、「長期間にわたって安定的に事業を拡大していけるので、長期的に好業績を上げていけます」

ここで、先ほど業績を見た、ファーストリテイリングで確認してみます。

  • 消費者/企業に対して独占的な地位を持つ製品やサービスがあり

購入者から「手頃な値段のわりに品質が良い」という認知がある。 これは、企画、素材調達、製造、販売までを一貫して行っているためであり、規模の経済が活用しやすく、利益率もしまむらなどの小売販売を行う企業よりも高い。 コア商品は、ヒートテック、ウルトラライトダウン、ウルトラストレッチジーンズ、エアリズムなど。

過去10年のEPSとROEです。

EPSは、右肩上がりに安定的に成長し、複利で「10.5%」で成長しています。 また、ROEも比較的安定しており、平均で「17%」と高水準です。(ROE平均は、日本が8%、アメリカは12%なので高水準です)

決算一株当たり純利益(EPS)(円)<自己資本利益率(ROE)/th>
2006/08397.3819.7
2007/08311.9813.6
2008/08427.3817.3
2009/08488.9619.1
2010/08605.9922.6
2011/08533.6618.1
2012/08703.0620.4
2013/08886.3119.1
2014/08730.8112.5
2015/081,078.0816.1
  • 長期負債が少なく

2014年8月期の固定負債合計は「約500億」あります。 そして、純利益は「約800億」もあり、万が一なことが発生しても、負債を1年の純利益で返せるのでとても優良だと思います。

これが、トヨタ自動車の場合だと、2015年3月期の固定負債合計は「約13兆」あります。 そして、純利益は「約2兆」です。どちらも兆単位なのですごいですが、負債を返すのに、純利益が6.5年分必要なので、ファーストリテイリングに比べ、不景気になったときに負債により利益が圧迫されやすい構造になっていると考えられます。

  • 内部留保利益の大部分を現状の業績維持ではなく事業拡大に使える

ファーストリテイリングの場合、工場などの設備投資をおこない、生産量を増やし、店舗を増やすことで、売上や利益を向上させることができます。比較的現状維持には追加投資は少なくてすみます。

さらなる詳細は、また別の記事で説明したいと思います。

3. よりリスクを下げ、パフォーマンスを上げる方法

ここまでで、

  • 長期的に業績が右肩上がりの企業に投資をすることで「株式で大きなリターン」を得れる。
  • 長期的に業績が右肩上がりの企業を見つけるには、「消費者独占型」の企業を見つける。

ということを説明しました。

最後に、いくらリターンが大きくても、リスクが高ければ、博打と同じです。 そのため、どのようにリスク(株価の下落により投資資金以下になってしまうこと)を低くするか説明します。

株長者のバフェットの師でもある、グレアムという人が「本質的価値より充分に安く株を買うことで、株価の下落リスクを抑えれる」ということを言っていました。

例えば、

  • 企業の本質的価値が 100円 で 株価が 200円 の場合、本質的価値に株価が近づくので、株価は下がりやすい状態です。(※他にも企業業績や世界景気などの見通しなどの影響もあるため短期的には下がるかはわかりませんが)
  • しかし、企業の本質的価値が 100円 で 株価が 50円 の場合、本質的価値に株価が近づくので、株価は上がりやすい状態だといえます。さらに、50円から10円などに下がることは考えづらいです。それはなぜかというと、安くなればなるほど、本質的価値を見極めている投資家が買うことで株価が下がりづらくなるからです。

つまり、「本質的価値よりも充分に割安なときに買うことで、株価の下落リスクを抑えれる(= リスクを下げる)」ことができます。

しかし、消費者独占型の企業は、業績が好調なため株価が下がりづらいという問題点もあります。「どのようなときにそういった企業に投資ができるか」ということはまたの機会に書きます。

まとめ

株式投資でローリスク・ハイリターンを得る方法は、

  1. 「消費者独占型企業(長期間に渡って業績が右肩上がりに指数関数的に成長する企業)」を探す
  2. 業績と株価は連動するため、消費者独占型企業に投資することで、「株価も指数関数的に成長するので、大きく儲けること」ができる
  3. 企業の株を「本質的価値より安く買うことで株価の下落リスクを下げること」ができる。

です。